アイティーエム

アイティーエムのモノクローナル抗体作製受託サービスは、マウス腸骨リンパ節法を使用しています。ここでは、抗体取得に用いる動物や作製プラン、納期などの特徴、iBodyの強みなどを詳しくご紹介します。

目次

アイティーエムのモノクローナル抗体作製受託サービス

マウス腸骨リンパ節法を使用するアイティーエムのモノクローナル抗体は、従来の脾臓法では3カ月かかっていた納期も大幅に短縮し、最短8週間で納品することが可能になりました。作製法は2008年に特許が成立し、重井医学研究所より特許ライセンスを受けています。

また、ラット腸骨リンパ節法(非特許技術)を用いて取得した抗体産生ハイブリドーマについても、最短8週間で納品することが可能です。希望によっては従来の脾臓を用いた作製方法も対応できます。

抗体取得が可能な動物マウス・ラット
抗体作製プラン ●チャレンジコース(マウス腸骨リンパ節法):107,800円
抗原の免疫~試血・抗体活性測定まで対応
●マウスモノクローナル抗体作製・標準コース
抗原の免疫~抗体産生ハイブリドーマの確立まで対応
免疫~リンパ節採取~細胞融合~二次スクリーニング:715,000円
(チャレンジコースからの移行) 細胞融合~二次スクリーニング:607,200円
クローニング~確立:715,000円
おおよその必要期間最短8週間
納品物抗体産生ハイブリドーマ、培養上清
対応オプション キャリアタンパク質との結合
ウエスタンブロットによる評価(15ウエルまで)
免疫沈降による評価(15ウエルまで)
フローサイトメトリーによる評価(15ウエルまで)
Cell-ELISAによる評価(各ステップごと)
クローニングの追加(1クローン)

アイティーエムのモノクローナル抗体作製・探索の強み

アイティーエムの強みは、マウス腸骨リンパ節法を使用するモノクローナル抗体です。重井医学研究所より特許ライセンスを受けているため、腸骨リンパ節法を用いたハイブリドーマの確立にも、安心して利用することができます。

用いる特許技術は、微量な抗原量でも作製可能な点や陽性ウエルからのクローニングの成功率の高さなど、従来の脾臓を用いる方法よりも高効率を実現する画期的な技術です。優れたクローンが得られる可能性も増大します。

適した手法で取得できる受託会社選びが大切

目的や希望のモノクローナル抗体を作製受託するなら、受託会社が保有する技術や抗体取得が可能な動物の種類、作製期間などを比較し、適した手法で取得できる受託会社に依頼することをおすすめします。
このサイトでは、動物の特徴や取得手法の違いから、動物種別におすすめのモノクローナル抗体作製受託会社をご案内しています。各会社を比較し、参考にしてみてください。

マウスで取れない抗体が見つかる
モノクローナル抗体作製
受託サービス会社一覧

アイティーエムのモノクローナル抗体作製事例

一般的なタンパク質だけではなく、抗体作製が困難なターゲットに対しても実績があります。修飾部位認識抗体や抗イディオタイプ抗体、抗GPCR抗体、抗膜タンパク質抗体、受容体中和抗体など、多種類のスクリーニング方法で作製します。

※参照元:株式会社アイティーエム公式サイト(https://itm-fusion.co.jp/trust/trust01/)

モノクローナル抗体作製受託サービスの特長

短期間でモノクローナル抗体を作製

アイティーエムでは、重井医学研究所の特許ライセンスを受け「マウス腸骨リンパ節法」を標準使用。従来の脾臓法では3カ月かかっていた納期も最短14日間に短縮されています。また、納品されたハイブリドーマの所有権は発注者に帰属しますので、安心して利用できます。

作製困難なモノクローナル抗体に実績

アイティーエムのモノクローナル抗体取得サービスは、一般的なタンパク質はもちろん、抗イディオタイプ抗体や抗膜タンパク質抗体など、作製が困難とされるターゲットでの実績も多数。また、抗体作製が難しい抗原を検討中の場合は、必要な抗体を得られる可能性を1か月以内で確認することができるチャレンジコースも用意されています。

動物実験に対する取り組み

日本医薬情報センターの動物実験実施施設認証を取得しているアイティーエムでは、動物実験委員会を設置。動物実験にあたっては「動物実験3Rの原則」に基づいた適正なものであるかを審査しています。また、研究員が適正に動物を取り扱えるよう、教育訓練計画に則って技術の向上に取り組んでいます。

アイティーエムの会社情報

会社名 株式会社アイティーエム
取得可能な動物 マウス・ラット
本社所在地 長野県松本市中山7407
電話番号 0263-50-8822
公式サイト https://itm-fusion.co.jp/

マウスで取れない抗体が見つかる
モノクローナル抗体作製
受託サービス会社一覧

【動物別】
おすすめのモノクローナル抗体
作製・探索受託会社4選

マウスモノクローナル抗体は、取得する抗体の多様性や、親和性・特異性が限定的なこと、マウス疾患モデルで免疫染色を行う場合に問題が生じることがあることなど、いくつもの課題を抱えています。

ここではウサギ・ニワトリ・ラクダ科動物・ヒトといった4種類の動物を中心に、合った目的や特徴について詳しくまとめました。

Google検索で「モノクローナル 抗体受託」と検索した結果より、モノクローナル抗体の取得・探索・作製受託を行う会社・39社を調査(2023年6月7日調査時点)。
日本抗体学会(https://antibodysociety.jp/)に所属している企業の内、対象の動物種からモノクローナル抗体を作製するサービスを提供している会社をピックアップ。

特許技術「Ecobody®」で
高機能ウサギ抗体を迅速に取得
iBody株式会社

iBodyのウサギモノクローナル抗体は
こんな目的におすすめ

  • 高い親和性と特異性を活かした免疫染色を実施したい
  • わずかな違いのある抗原を見分け、低分子抗原を高感度に検出したい
  • 高感度な診断薬を開発したい

iBodyのウサギモノクローナル抗体作製の特徴

  • 遺伝子配列に依存せず、高機能な抗体を取りこぼすことなく評価できる
  • B細胞の不死化や培養が不要
  • 最短2日間という極めて短期間で抗体を取得・評価可能

iBodyの公式サイトで
抗体作製受託サービスを見る

独自技術「ALAgene(R)」で新たな創薬ターゲットを開拓
株式会社ファーマフーズ

ファーマフーズのニワトリモノクローナル抗体は
こんな目的におすすめ

  • 相同性が高く、哺乳類では得られなかった抗体を取得したい
  • IgY抗体を取得したい

ファーマフーズのニワトリモノクローナル抗体作製の特徴

  • 創薬ターゲット分子に対しての抗体作製が可能
  • 同じ性質の抗体を安定的に供給可能

ファーマフーズの公式サイトで
抗体作製受託サービスを見る

独自の抗体ライブラリーにより10日前後でVHH抗体作製可能
RePHAGEN株式会社

RePHAGENのラクダ科動物モノクローナル抗体は
こんな目的におすすめ

  • 安定性の高いVHH抗体を取得したい
  • 低分子抗体を取得したい
  • 多価抗体や多重特異性抗体を作製したい

RePHAGENのラクダ科動物モノクローナル抗体作製の特徴

  • 豊富なライブラリーか最短10日で抗体開発
  • 熱やpHへの耐性がある高安定型ラクダ科VHH抗体を保有
  • 多様性を増大させたVHH提示ファージライブラリーを構築

RePHAGENの公式サイトで
抗体作製受託サービスを見る

「Ecobody技術®」で
有用なヒト抗体を取りこぼさない
iBody株式会社

iBodyのヒトモノクローナル抗体は
こんな目的におすすめ

  • 医薬品開発に適した抗体を取得したい
  • 感染症の感染者から感染ウイルス等を中和する抗体を同定したい
  • 自己免疫疾患の発症機構を解明したい

iBodyのヒトモノクローナル抗体作製の特徴

  • すべての抗体を発現可能で抗体の取りこぼしがない
  • 病変部位に出現する抗体を収集可能
  • 患者自己抗体の同定が可能

iBodyの公式サイトで
抗体作製受託サービスを見る