ジーンフロンティアのモノクローナル抗体作製受託サービスは、動物を使用せずに大腸菌とこれに感染するファージを用いた抗体作製が特徴です。ここでは、抗体取得に用いる動物や作製プラン、納期などの特徴、ジーンフロンティアの強みなどを詳しくご紹介します。
ジーンフロンティアのモノクローナル抗体取得サービスは、発注者からの用途に合わせた適切なプランニングからはじまります。情報や作製された抗体は、発注者の許諾なしに第三者に提供されることはありませんので安心です。
抗体取得が可能な動物 | ファージディスプレイ(動物免疫なし) |
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抗体作製プラン | 記載なし |
おおよその必要期間 | 候補抗体のお届けまでわずか7週間 |
納品物 | 候補抗体(最大5つ) |
対応オプション | オプションとして抗原の調製から承ることも可能 ヒトIgG、IgAやマウスキメラIgGなどへの変換や抗体作製後の親和性向上、 候補抗体の数の増加や抗体の追加調製なども可能 |
動物を使用しないモノクローナル抗体作製・探索サービスが、ジーンフロンティアの強みのひとつ。動物免疫に依存しないため、動物免疫では困難な抗体の作製も可能で、豊富なオプションも用意されています。例えば、ヒトIgGのほか、IgAやマウスキメラIgGへの変換や抗体の追加調製なども可能で、抗原の調製から依頼も可能です。さらに、アミノ酸の差異を認識する抗体なども作製できます。すべての抗体は複数の形式でバックアップされているので、迅速な再生産と継続的な供給も保証しています。
目的や希望のモノクローナル抗体を作製受託するなら、受託会社が保有する技術や抗体取得が可能な動物の種類、作製期間などを比較し、適した手法で取得できる受託会社に依頼することをおすすめします。このサイトでは、動物の特徴や取得手法の違いから、動物種別におすすめのモノクローナル抗体作製受託会社をご案内しています。各会社を比較し、参考にしてみてください。
マウスで取れない抗体が見つかる
モノクローナル抗体作製
受託サービス会社一覧
第1のタンパク質としてヒト由来の抗原、第2のタンパク質としてマウス由来の抗原を用いて、抗体作製をおこないました。反応しないファージのPBS及びPBSTによる洗浄、反応したファージの回収と増幅を3回繰り返し、スクリーニングを実施。ランダムに選択したクローンのシーケンシングを⾏いクローンに重複がないように選定し、候補抗体の調整をおこないます。その中から選択した1クローン(最終抗体)を、1mg 追加で発現、精製し、最終抗体を納品しました。
※参照元:ジーンフロンティア公式サイト(https://www.genefrontier.com/files/ss03.pdf)
全⻑が9アミノ酸のペプチドの内、66番目のSerがリン酸化されたペプチド抗原には結合するが、リン酸化 されていないペプチド抗原には結合しない抗体の作製を目的にした事例です。リン酸化抗原ペプチドに結合するファージを選択し、パニングを実施。スクリーニングを経て、ELISA にて陽性となった抗体クローンをシーケンシングをおこない、候補抗体を調整しました。その中から選択した1クローン(最終抗体)を、1mg 追加で発現、精製し、最終抗体を納品しました。
※参照元:ジーンフロンティア公式サイト(https://www.genefrontier.com/files/ss01.pdf)
ファージディスプレイ法は、大腸菌とこれに感染するファージを用いて抗体を作製する方法。動物を使用しないモノクローナル抗体の取得サービスです。ジーンフロンティアのファージディスプレイ法は、ヒトの抗体の配列を解析し、その抗体に則って人工的にDNAから合成する質の高いライブラリを構築しています。
ジーンフロンティアのモノクローナル抗体は、ヒトFab抗体ライブラリとファージディスプレイによるHuCAL®テクノロジーによって作製されている抗体です。また、製薬会社などの採用実績も多いジーンフロンティアでは、抗原の用途に合わせて、適切な抗体作製のためのプランニングも提案しています。
ジーンフロンティアのモノクローナル抗体取得サービスは、個々の抗原や発注者からの要求に合わせた、カスタムモノクローナル抗体にも対応。抗イディオタイプ抗体の作製も可能です。また、親和性の向上やフォーマット変換など、さまざまなオプションの相談にも応じています。
会社名 | ジーンフロンティア株式会社 |
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本社所在地 | 千葉県柏市柏273番地1 シャープ柏ビル4F |
電話番号 | 04-7137-6301 |
公式サイト | https://www.genefrontier.com/ |
マウスモノクローナル抗体は、取得する抗体の多様性や、親和性・特異性が限定的なこと、マウス疾患モデルで免疫染色を行う場合に問題が生じることがあることなど、いくつもの課題を抱えています。
ここではウサギ・ニワトリ・ラクダ科動物・ヒトといった4種類の動物を中心に、合った目的や特徴について詳しくまとめました。
Google検索で「モノクローナル 抗体受託」と検索した結果より、モノクローナル抗体の取得・探索・作製受託を行う会社・39社を調査(2023年6月7日調査時点)。
日本抗体学会(https://antibodysociety.jp/)に所属している企業の内、対象の動物種からモノクローナル抗体を作製するサービスを提供している会社をピックアップ。
iBodyのウサギモノクローナル抗体は
こんな目的におすすめ
iBodyのウサギモノクローナル抗体作製の特徴
ファーマフーズのニワトリモノクローナル抗体は
こんな目的におすすめ
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RePHAGENのラクダ科動物モノクローナル抗体は
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iBodyのヒトモノクローナル抗体は
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