ジェンスクリプトジャパン

ジェンスクリプトジャパンのモノクローナル抗体作製受託サービスは、特定用途に特化した抗体の作製サービスも提供できる柔軟な対応力が特徴です。ここでは、抗体取得に用いる動物や作製プラン、納期などの特徴、ジェンスクリプトジャパンの強みなどを詳しくご紹介します。

目次

ジェンスクリプトジャパンのモノクローナル抗体作製受託サービス

高い品質と納期の短縮。ジェンスクリプトジャパンのモノクローナル抗体取得サービスMonoExpress™は、従来法よりも短期間での納品を可能にし、出費リスクにも配慮したモノクローナル抗体取得サービスです。

抗体取得が可能な動物 マウス・ウサギ
抗体作製プラン カスタムマウスモノクローナル作製パッケージ
カスタムウサギモノクローナル作製パッケージ
ラージスケールの抗体製造サービス
おおよその必要期間 最速11〜13週間で精製抗体を納品
納品物 ペプチドまたはタンパク質、従来免疫法で得られた免疫後の精製済みポリクローナル抗体、最大10~20個の親クローンの培養上清、2ml/クローン、CoAレポートなど
対応オプション ハイブリドーマ細胞での発現
リコンビナント発現、MonoRab™ B細胞クローニングプラットフォーム
Beacon®シングルB細胞スクリーニングプラットフォームなど

ジェンスクリプトジャパンのモノクローナル抗体作製・探索の強み

MonoExpress™は、ジェンスクリプトジャパンが提供している受託モノクローナル抗体産生サービスであり、高い成功率と短い納期を両立。モノクローナル抗体産生パッケージは従来法より4カ月早く抗体を産生できるサービスパッケージで、期待する抗体を高い成功率で産生することが可能です。万が一、期待するクローンが得られなかった場合でもセーフティーネットが用意されており、それまでの工程に対する費用を支払うだけなので、リスクも低減できます。

適した手法で取得できる受託会社選びが大切

目的や希望のモノクローナル抗体を作製受託するなら、受託会社が保有する技術や抗体取得が可能な動物の種類、作製期間などを比較し、適した手法で取得できる受託会社に依頼することをおすすめします。このサイトでは、動物の特徴や取得手法の違いから、動物種別におすすめのモノクローナル抗体作製受託会社をご案内しています。各会社を比較し、参考にしてみてください。

マウスで取れない抗体が見つかる
モノクローナル抗体作製
受託サービス会社一覧

ジェンスクリプトジャパンのモノクローナル抗体作製事例

特異的な反応を持つウサギモノクローナル抗体の作製

Claudin 18.2に特異的で、Claudin 18.1は認識しないウサギモノクローナル抗体の作製を目的とした事例です。DNA+タンパク質を免疫抗原として作製し、47個のClaudin 18.2陽性およびClaudin 18.1陰性クローンの作製に成功しました。
これらのうち、8クローンが免疫蛍光染色 (IF) および免疫組織化学染色 (IHC) アッセイで良好に機能するという成果が見られました。Vero-18.2サンプルでは、クローン8の上清および精製抗体の両方で蛍光染色が確認され、胃がん組織のパラフィン包埋組織切片で、膜の染色が確認できています。

※参照元:ジェンスクリプトジャパン公式サイト(https://www.genscript.jp/custom-rabbit-monoclonal-antibody-generation.html)

ウサギモノクローナル抗体の特徴や
おすすめ受託サービス会社一覧

特異的なマウスモノクローナル抗体の作

ADMAペプチドに特異的なマウスモノクローナル抗体の作製を目的とした事例です。免疫用抗原として、ADMAぺプチドを使用し、MonoBoost™ + ImmunoPlus™戦略の免疫方法を用いて作製しました。
免疫組織化学染色 (IHC) 用抗原ペプチドへの陽性反応と、複数のカウンタースクリーニング用資材に対する高い一貫性のある結果が課題として、サービスを導入。
その結果、287個のELISA陽性クローンおよび5個の免疫組織化学染色陽性クローンの作製に成功した事例です。

※参照元:ジェンスクリプトジャパン公式サイト(https://www.genscript.jp/fully-custom-monoclonal-antibody-generation-services.html)

マウスモノクローナル抗体の特徴

ジェンスクリプトジャパンのモノクローナル抗体作製受託サービスの特徴

特定用途に特化した抗体の作製サービスも提供

柔軟な対応と包括的なモノクローナル抗体取得サービスは、ジェンスクリプトジャパンの優れた点のひとつ。さらに、抗イディオタイプ抗体の作製をはじめとする、幅広いサービスも用意されており、受託の関連サービスが充実している点も見逃せません。

高い成功率と短い納期

モノクローナル抗体作製受託サービスにおいて、抗体作製に関わるリスクの軽減は重要な課題のひとつ。ジェンスクリプトジャパンでは品質管理を徹底し、成功率が高い抗体作製サービスを提供することで、発注者のリスクを低減しています。また、迅速な企画、提案に基づいた作業の実施により、納期の短縮にも尽力しています。

認証済施設での責任ある動物ケアを実施

抗体作製や医薬品の開発には、実験動物を用いた研究や試験を行って、安全性や効果を確認することが欠かせません。ジェンスクリプトジャパンは、AAALAC International(国際実験動物ケア評価認証協会)による認証施設。責任ある動物ケアを実践しています。

ジェンスクリプトジャパンの会社情報

会社名 ジェンスクリプトジャパン株式会社
本社所在地 東京都千代田区神田東松下町48 ism神田4F
電話番号 03-6811-6572
公式サイト https://www.genscript.jp/

マウスで取れない抗体が見つかる
モノクローナル抗体作製
受託サービス会社一覧

【動物別】
おすすめのモノクローナル抗体
作製・探索受託会社4選

マウスモノクローナル抗体は、取得する抗体の多様性や、親和性・特異性が限定的なこと、マウス疾患モデルで免疫染色を行う場合に問題が生じることがあることなど、いくつもの課題を抱えています。

ここではウサギ・ニワトリ・ラクダ科動物・ヒトといった4種類の動物を中心に、合った目的や特徴について詳しくまとめました。

Google検索で「モノクローナル 抗体受託」と検索した結果より、モノクローナル抗体の取得・探索・作製受託を行う会社・39社を調査(2023年6月7日調査時点)。
日本抗体学会(https://antibodysociety.jp/)に所属している企業の内、対象の動物種からモノクローナル抗体を作製するサービスを提供している会社をピックアップ。

特許技術「Ecobody®」で
高機能ウサギ抗体を迅速に取得
iBody株式会社

iBodyのウサギモノクローナル抗体は
こんな目的におすすめ

  • 高い親和性と特異性を活かした免疫染色を実施したい
  • わずかな違いのある抗原を見分け、低分子抗原を高感度に検出したい
  • 高感度な診断薬を開発したい

iBodyのウサギモノクローナル抗体作製の特徴

  • 遺伝子配列に依存せず、高機能な抗体を取りこぼすことなく評価できる
  • B細胞の不死化や培養が不要
  • 最短2日間という極めて短期間で抗体を取得・評価可能

iBodyの公式サイトで
抗体作製受託サービスを見る

独自技術「ALAgene(R)」で新たな創薬ターゲットを開拓
株式会社ファーマフーズ

ファーマフーズのニワトリモノクローナル抗体は
こんな目的におすすめ

  • 相同性が高く、哺乳類では得られなかった抗体を取得したい
  • IgY抗体を取得したい

ファーマフーズのニワトリモノクローナル抗体作製の特徴

  • 創薬ターゲット分子に対しての抗体作製が可能
  • 同じ性質の抗体を安定的に供給可能

ファーマフーズの公式サイトで
抗体作製受託サービスを見る

独自の抗体ライブラリーにより10日前後でVHH抗体作製可能
RePHAGEN株式会社

RePHAGENのラクダ科動物モノクローナル抗体は
こんな目的におすすめ

  • 安定性の高いVHH抗体を取得したい
  • 低分子抗体を取得したい
  • 多価抗体や多重特異性抗体を作製したい

RePHAGENのラクダ科動物モノクローナル抗体作製の特徴

  • 豊富なライブラリーか最短10日で抗体開発
  • 熱やpHへの耐性がある高安定型ラクダ科VHH抗体を保有
  • 多様性を増大させたVHH提示ファージライブラリーを構築

RePHAGENの公式サイトで
抗体作製受託サービスを見る

「Ecobody技術®」で
有用なヒト抗体を取りこぼさない
iBody株式会社

iBodyのヒトモノクローナル抗体は
こんな目的におすすめ

  • 医薬品開発に適した抗体を取得したい
  • 感染症の感染者から感染ウイルス等を中和する抗体を同定したい
  • 自己免疫疾患の発症機構を解明したい

iBodyのヒトモノクローナル抗体作製の特徴

  • すべての抗体を発現可能で抗体の取りこぼしがない
  • 病変部位に出現する抗体を収集可能
  • 患者自己抗体の同定が可能

iBodyの公式サイトで
抗体作製受託サービスを見る