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モノクローナル抗体とポリクローナル抗体の違い

目次

このページでは、モノクローナル抗体とポリクローナル抗体の違いや、それぞれの特徴について解説しています。

モノクローナル抗体とポリクローナル抗体の特徴

モノクローナル抗体とは、「モノ」という接頭辞が示すように、抗原の特定のエピトープとだけ反応する抗体のみで構成させた抗体です。作製方法としてはハイブリドーマ法、培養法、シングルセル法、ライブラリー法などがあります。

一方、ポリクローナル抗体とは、抗原の様々なエピトープと反応する抗体の混合物です。ポリクローナル抗体は抗原を免疫した動物の血清から精製されます。

モノクローナル抗体とポリクローナル抗体の特徴を表にしてまとめると、以下のようになります。

モノクローナル抗体 ポリクローナル抗体
1つのエピトープの抗原に反応する 異なるエピトープと反応する
ハイブリドーマ法、培養法、
シングルセル法、ライブラリー法などで作製する
動物の血清から精製する
作成コストが比較的高価 作成コストが比較的安価
均一な抗体による集合 不均一な抗体による集合

モノクローナル抗体のメリット・デメリット

メリット①:ロット差がなく繰り返しの作製・大量生産が可能

ハイブリドーマ細胞の樹立や目的抗体の遺伝子配列の解析により、一定の特異性を有する抗体を繰り返し作製することが可能です。ロットが変わっても完全に同一な抗体であり、実験の一貫性や同一の水準を保つことができます。

メリット②:生産ロットが変わっても反応性が変わらない

抗原に対して高度に特異的に反応するため、他のタンパク質との交差性はほぼみられず、組織・細胞染色においてバックグランドシグナルが低くなります

デメリット①:費用と時間が掛かる

ポリクローナル抗体と比べ、モノクローナル抗体の作製には高い技術が必要となり、作製にかかる費用も高くなります。

ポリクローナル抗体のメリット・デメリット

メリット①:強いシグナルを得られる

ターゲットとなるタンパク質上の複数のエピトープに様々な抗体が結合するため、同じ抗原分子上にたくさんの抗体が結合することで、結果として強いシグナルが得られます。

メリット②:生産にかかる時間が少なく安価

免疫動物の血液から精製するポリクローナル抗体は作製が容易であり、その費用もです。

デメリット①:ロットごとに特異性が異なる

ポリクローナル抗体では、ロットごとに動物の異なる個体を使わなければなりません。そのため、ロットごとに反応性や特異性に変動があることがあります。


モノクローナル抗体の探索依頼は
「動物を知る」ことから

標的に結合するモノクローナル抗体を探索するなら、求める親和性や特異性を発揮できる動物選びが重要。動物の特性を正しく理解し、適した手法で取得できる受託会社に依頼しましょう。

このサイトでは、動物の特徴や取得手法の違いをお伝えした上で、動物種別のおすすめモノクローナル抗体作製受託会社をご案内しています。委託先選びの参考にしてみてください。

マウスで取れない抗体が見つかる
モノクローナル抗体作製
受託サービス会社一覧

【動物別】
おすすめのモノクローナル抗体
作製・探索受託会社4選

マウスモノクローナル抗体は、取得する抗体の多様性や、親和性・特異性が限定的なこと、マウス疾患モデルで免疫染色を行う場合に問題が生じることがあることなど、いくつもの課題を抱えています。

ここではウサギ・ニワトリ・ラクダ科動物・ヒトといった4種類の動物を中心に、合った目的や特徴について詳しくまとめました。

Google検索で「モノクローナル 抗体受託」と検索した結果より、モノクローナル抗体の取得・探索・作製受託を行う会社・39社を調査(2023年6月7日調査時点)。
日本抗体学会(https://antibodysociety.jp/)に所属している企業の内、対象の動物種からモノクローナル抗体を作製するサービスを提供している会社をピックアップ。

特許技術「Ecobody®」で
高機能ウサギ抗体を迅速に取得
iBody株式会社

iBodyのウサギモノクローナル抗体は
こんな目的におすすめ

  • 高い親和性と特異性を活かした免疫染色を実施したい
  • わずかな違いのある抗原を見分け、低分子抗原を高感度に検出したい
  • 高感度な診断薬を開発したい

iBodyのウサギモノクローナル抗体作製の特徴

  • 遺伝子配列に依存せず、高機能な抗体を取りこぼすことなく評価できる
  • B細胞の不死化や培養が不要
  • 最短2日間という極めて短期間で抗体を取得・評価可能

iBodyの公式サイトで
抗体作製受託サービスを見る

独自技術「ALAgene(R)」で新たな創薬ターゲットを開拓
株式会社ファーマフーズ

ファーマフーズのニワトリモノクローナル抗体は
こんな目的におすすめ

  • 相同性が高く、哺乳類では得られなかった抗体を取得したい
  • IgY抗体を取得したい

ファーマフーズのニワトリモノクローナル抗体作製の特徴

  • 創薬ターゲット分子に対しての抗体作製が可能
  • 同じ性質の抗体を安定的に供給可能

ファーマフーズの公式サイトで
抗体作製受託サービスを見る

独自の抗体ライブラリーにより10日前後でVHH抗体作製可能
RePHAGEN株式会社

RePHAGENのラクダ科動物モノクローナル抗体は
こんな目的におすすめ

  • 安定性の高いVHH抗体を取得したい
  • 低分子抗体を取得したい
  • 多価抗体や多重特異性抗体を作製したい

RePHAGENのラクダ科動物モノクローナル抗体作製の特徴

  • 豊富なライブラリーか最短10日で抗体開発
  • 熱やpHへの耐性がある高安定型ラクダ科VHH抗体を保有
  • 多様性を増大させたVHH提示ファージライブラリーを構築

RePHAGENの公式サイトで
抗体作製受託サービスを見る

「Ecobody技術®」で
有用なヒト抗体を取りこぼさない
iBody株式会社

iBodyのヒトモノクローナル抗体は
こんな目的におすすめ

  • 医薬品開発に適した抗体を取得したい
  • 感染症の感染者から感染ウイルス等を中和する抗体を同定したい
  • 自己免疫疾患の発症機構を解明したい

iBodyのヒトモノクローナル抗体作製の特徴

  • すべての抗体を発現可能で抗体の取りこぼしがない
  • 病変部位に出現する抗体を収集可能
  • 患者自己抗体の同定が可能

iBodyの公式サイトで
抗体作製受託サービスを見る