抗体作製を外部に委託したが、期待していた抗体が取れなかった。そんな経験、ありませんか?このページでは、お悩み解決の糸口になる情報をご紹介しているので、ぜひ参考にしてください。ご紹介している委受託会社への相談の答えが助けになれば、手詰まり感もなくなるはずです。
そもそも抗体を取得する免疫動物が合っていないのかもしれません。免疫動物は、マウスやラットのほか、哺乳類ではウサギやハムスター、ヒツジ、アルパカなど、鳥類ではニワトリなどの動物が使用されています。またヒト抗体を取得、応用することも可能です。しかし、免疫の機構やB細胞の遺伝子構造にはそれぞれ違いがあり、取得できる抗体の特性が異なっています。
また、抗体の取得方法も従来のハイブリドーマ法からファージディスプレイなどのライブラリー法、シングルセル法など様々あり、それぞれ免疫動物との相性もあります。
このように、動物種によって取れる抗体の特性が違いますし、求める抗体の性能や抗体を取得する難易度によって委託の費用も変わってきます。目的に合った動物種や技術を正しく知ることが重要になってきます。
抗体取得の受託サービスを提供する会社によっては、提携企業と連携することで抗原の調製や動物への免疫から製造、改変まで幅広く対応しているところもあります。目的に応じたより有用な抗体を取得するという観点からも、全工程を一貫して委託できる会社を選ぶことで、結果的に成功確率を高めると考えられます。
動物に免疫する手法だと、抗体を取得するまでにどうしても時間がかかります。また、免疫する動物種や抗原によって抗体作製が困難なケースもあります。そのような課題を解決する手段として、動物免疫を必要としないファージディスプレイ法など選択肢となります。
お急ぎで、かつ動物免疫にこだわる必要がないのであれば、ライブラリーから抗体を作製する方法がおすすめです。複雑な工程を必要としないので、迅速な抗体取得が可能になります。その他、動物免疫は必要になりますが、1細胞から無細胞系で迅速に抗体を作製、評価できる技術も開発されています。
標的に結合するモノクローナル抗体を探索するなら、求める親和性や特異性を発揮できる動物選びが重要。動物の特性を正しく理解し、適した手法で取得できる受託会社に依頼しましょう。
このサイトでは、動物の特徴や取得手法の違いをお伝えした上で、動物種別のおすすめモノクローナル抗体作製受託会社をご案内しています。委託先選びの参考にしてみてください。
マウスモノクローナル抗体は、取得する抗体の多様性や、親和性・特異性が限定的なこと、マウス疾患モデルで免疫染色を行う場合に問題が生じることがあることなど、いくつもの課題を抱えています。
ここではウサギ・ニワトリ・ラクダ科動物・ヒトといった4種類の動物を中心に、合った目的や特徴について詳しくまとめました。
Google検索で「モノクローナル 抗体受託」と検索した結果より、モノクローナル抗体の取得・探索・作製受託を行う会社・39社を調査(2023年6月7日調査時点)。
日本抗体学会(https://antibodysociety.jp/)に所属している企業の内、対象の動物種からモノクローナル抗体を作製するサービスを提供している会社をピックアップ。
iBodyのウサギモノクローナル抗体は
こんな目的におすすめ
iBodyのウサギモノクローナル抗体作製の特徴
ファーマフーズのニワトリモノクローナル抗体は
こんな目的におすすめ
ファーマフーズのニワトリモノクローナル抗体作製の特徴
RePHAGENのラクダ科動物モノクローナル抗体は
こんな目的におすすめ
RePHAGENのラクダ科動物モノクローナル抗体作製の特徴
iBodyのヒトモノクローナル抗体は
こんな目的におすすめ
iBodyのヒトモノクローナル抗体作製の特徴